インテリア小物の包装デザイン

インテリア小物のパッケージデザインは、格調と親しみやすさを両立させましょう。高額なインテリア商品は実用品のカテゴリーには入りません。精神的に満足感を訴えるデザインにしましょう。そのためには、落ち着きのある上品さと親しみやすさがほどよく調和したような表現が必要となります。幅広いショップテイストというのも求められます。量販店に近い大情報型ショップから、都会的で格調高いお店まで、様々な表現があります。その店の目指すテイストがどのタイプなのかをはっきりと確認していきましょう。デザイン作りはそこから始まります。メインの写真は背景をていねいに再現しましょう。高額での情緒性の強いインテリア商品というのは、写真の出来栄えは決定的なものになります。形態や材質がわかるだけでは購入したいとは思わせることはできません。背景や商品に添えるアクセントや小物、ライティングにも工夫を凝らしましょう。商品の魅力を十分に引き出すことが、買う気をおこさせます。控えめなトーンで落ち着きを保ちます。食品のスーパーのような鮮やかな色使いというのはタブーになります。落ち着きのない配色は商品を粗悪品に見せてしまいます。これでは信頼感がなくなってしまいます。身近なカジュアル店らしさを表現する場合でも、暗色、濁色のトーンを多めにしましょう。騒々しい印象を避けます。価格表示を小さめにしましょう。価格表示を大きくしてしまうと、商品自体を安っぽく見せることになります。インテリア商品というのは実利で売るのではありません。精神的満足を売る商品です。落ち着きなる高級感や派手さを抑えた配色で価格表示は控えめにして、ほどよい落ち着きを保ちましょう。