カリフォルニア大学と台湾の国立交通大学の研究者たちが共同研究で、牛乳の腐敗の変化をワイヤレスの高周波リーダーによって外部から読み取ろうという仕組みを作りました。
研究室のテストで、室温に置かれた牛乳と冷蔵された牛乳を比較したところ、36時間後に冷蔵されたミルクの周波数低下はわずか0.12%でした。一方の室温に置かれた牛乳は、4.3%低下しました。
3Dプリンター技術の進歩は、電子回路の生産コストを低減させると言われています。包装にもこの技術が採用され、消費者に食品が腐敗したことを教えてくれるだろうと、バークレー校機械工学科の教授は見通しを立てています。
乳業メーカーから実用化に向けた研究依頼があるといいます。ただ、スマートキャップが世に出るまでは、製造工程の短縮やコストの問題で、まだ時間がかかると考えられています。