社会構造の変化は包装業界に大変な影響を与えています。ネット、SNSで宣伝活動をする会社も増えて海外展開に積極的になっています。そういったことにも対応できるような包装が求められていることも業界の活性化につながっています。食料廃棄問題への対応も待ったなしです。新鮮さを保持できるものを長期間保存ができる包装が求められ開発も進んでいます。こういった食品関連では、農林水産省や大手食品メーカーの取り組みも大切となってきます。物流・品質・品質管理を包装業界だからこそ改革できるともいえるかと思います。また、パリで開かれる食品・飲料総合見本市などが大盛況で世界の企業だけではなく、地域の政府代表なども参加して、世界中から出展があるそうです。そういった見本市では生産方法とパッケージの両方がエコであったり、パウチ包装の進化などもみれるそうです。さまざまな食品分野の実験や体験ができる場所として、唯一であり信頼もされているとのこと。すでに確立しているセクター、また出現したばかりのセクター、若く未来を担うセクターとすべてのセクターを網羅していることでも唯一の展示会だといえます。すべての人に開かれたショーケースであることを掲げて、業界関係者、来場した人たちにいつでも商談の場であるのです。この見本市は優れた包装などに賞を設けています。イノベーションコンテストで、包装が評価されたギリシャの飲料メーカーや菜食主義者向けのフルーツや冷凍野菜ブランドのパッケージなどが受賞しています。やはり、エコ・サスティナブルは高く評価されますが、遊び心やデザイン性も高く評価されます。この見本市自体が高い目標を掲げていることがよく分かると思います。