古くから利用されている土器や陶磁器などの焼き物や布に加え、近年では加工技術が大変幅広く進化した金属やガラス、プラスチック、紙など様々な材質が包材となっています。
一般的に思い描く包装である袋や包み紙などの外装だけでなく、直接中身を入れる容器や蓋、持ち運びや固定のための網や紐、更に品質表示やリサイクルのための表示といったラベル、湿気を防ぐ乾燥剤など梱包されているものも包材という枠組みにカテゴリーされます。
過去には天然素材による包装がほとんどでしたが、特に近年開発された金属やプラスチック包材は大変便利である一方、普及したが故の過包装も影響し、深刻なゴミ問題に発展しました。
そのため、現在では易廃棄性、易分別性、生分解性といった自然に優しくゴミを減らせるような機能が開発され、包材への加工や材質・処分方法の印字といった工夫が施されています。