G7サミットがここまで踏み込むとの事前の根回しが不足だっと言われています。そのため、米国がサインせず日本も見送りました。しかし、プラスチックゴミによる海洋汚染問題は深刻なものです。フランスやイギリスをはじめ、世界の60カ国以上が先行して使い捨てプラスチックの使用禁止または規制に踏み切っています。そのため、賛成している各国が、この採択への署名は当たり前だったともいえます。地球規模で毎年3億トンを超えるプラスチック製品が生産されて、そのうちの800万トンが海に流出しているといわれています。その堆積は年々増加の一途をたどっています。2050年には海のプラスチックの量は重量ベースで魚の量を上回る計算となります。鉄や紙にくらべてプラスチックのリサイクル率はわずか14%です。日本はその廃棄量で2位です。