プラスチックリサイクルは世界的な問題です。プラスチック材料のリサイクル化の背景には、EU会議における包装廃棄物リサイクル率に対する新たな目標設定があります。欧州軟包装業界の動きと開発事例を見てみます。
具体的には、複合材料の脱アルミ・モノマテリアル化、アルミ代替ハイバリアフィルム、ダウ社が提唱する「Recyle Ready PE Pouch」があります。さらには、アルミ/プラスチック複合材料の分離技術も登場しています。
これまではアルミ箔に変わるバリアフィルムは、日本のお家芸ともいえる分野でした。それが一挙に競合時代に突入したといえるでしょう。
その一方で、アルミ蒸着フィルムのバリア性能を補強する接着剤技術も登場しました。EU会議で、紙、板紙、プラスチックなどの2030年までにリサイクル率70%が可決されました。