消費者包装と工業包装

工場から店に運ぶ工業包装と違い、消費者包装はその名の通り、『品物を消費者の手元に届けるためにする包装』を指しています。中の品物を守ることももちろんですが、包装によって商品の価値を高める必要も出てくるのです。工業包装とは異なり、商業的に包装されたものは、そのまま店頭に並ぶことも多くなっています。つまり、梱包も含めての商品となるのです。梱包自体の使う色やデザインなどにも工夫を施して、商品価値を高めるものを考えることが大切です。包装する材料としては、ガラスの容器やプラスチック容器、カートン、金属缶などが挙げられます。工業包装に求められるのは経済性（トータルコストダウン等）であり、消費者包装においては、商品性が重要と言えるでしょう。もちろん、どちらも品質の保持が最優先となります。