生活のなかのエコロジーと向き合う

レジ袋の有料化にともない、身の回りの使い捨て商品を見直す方も多いのではないでしょうか。一度使っただけでゴミとして廃棄してしまうような「使い捨てグッズ」が現代の日本社会のなかにはあふれかえっております。レジ袋削減にともなう有料化がスタートしたことによって、日本の歴史のなかで古来から伝統の道具として、人々の間で使い続けられきた「風呂敷」について考えてみる機会がありました。風呂敷は奈良時代の頃から、人々の便利な道具として生活を支える道具の1つであったというような記録が残されているようです。現代では風呂敷をデイリーユーズとして使い回しする人々の姿は減少しましたが、地求人環境保全を考えるうえでのエコなアイテムとして「風呂敷」の今後の活躍は期待されているようです。たった1枚の布ではありますが、バッグ、帽子、防寒具、敷物、包装などのラッピング、収納用具、インテリアを彩る装飾など、風呂敷の活躍はあらゆる場面で人々の暮らしを心地よくサポートしてくれるはずです。風呂敷は選択することで何度でも使用することができるため、風呂敷やマイバッグ、エコバッグなどを人々が持ち歩くことによって、これまでごみとして廃棄され続けてきた何万トンものプラスチック製のレジ袋が環境を汚さずに済むこととなるのです。世界の近代化とともにはじまった地球環境汚染の影響を、私たち一人ひとりの責任として日常的な暮らしのなかで気づきをみつけていきましょう。