IT技術が大衆化して、スマホによるコミュニケーションが日常化しています。包装は、ブランドオーナーと生活者をつなぐ架け橋になっているでしょうか。包装と生活者の関係はどうでしょうか。スマホをひとときも離さず忙しく動き回る生活者にとって、ショッピングスタイルはどういうものになるのか。20年前なら近未来と呼ばれていたことが、今、現実となっています。今、どんな問題が持ち上がっているか海外の事例で考えていきます。日本の包装産業各分野の企業の研究開発者たちによって構成された日本包装技術協会というものがあります。その日本包装技術協会が1987年に想定した近未来というものがあります。その中の、生活者及び小売業の動向に関する部分を見てみると、人口の密集、労働時間の多様化、時間的制約のない小売業が発展などが考えられています。