新しい役割という視点から包装をみたとき、「機能性包装」または「機能性包材」とは何なのか、まずはその概念について考察してみましょう。
「機能性包材」または「機能性包装」という言葉が盛んに使われ始めたのは80年代半ばごろのことです。「 機能性包装 」という用語については、定義と適用範囲に必ずしもハッキリした定説はありませんが、慣用的に広く使われ、次第に定着していきました。
包装のいろいろな機能については、包装の近代化が進むなかで、包装材料と包装技法の進歩とともに久しく論じられてきたが、一般的にはあえて機能性という言葉は使われてはいませんでした。