ここでいう「機能性」とは、包装の用途局面において、とりわけ優れた、これまでにもなかったような新しい機能を示す場合、もしくは一般的な包装機能に対して、さらに有効な付加価値的な機能が付与されていると認められる場合に協調して用いる意味があり、これらの概念に相応しい包装が「機能性包装」すなわちアクティブ・パッケージングだり、包装材料でいうなら「機能性包材」ということになります。
一方、80年代後半に広く関心を呼んだ「機能性食品」や「機能性飲料」が登場しましたが、この機能性食品でいう「機能性」は、当初から明解な定義が示されていて比較的理解しやすいです。
食品には3つの機能があるといわれています。ひとつは生命を維持するために必要不可欠な栄養を供給する機能。ふたつ目はおいしさという生体の五感に訴える機能。そして最後に整理調整(活性)の機能であるとされております。
「機能性食品」とは、この「整理調整(活性)機能を十分に発揮するように製造された食品を機能性食品という」と定義づけられます。